リニカルとScience 37、分散型臨床試験(DCT)推進のためのパートナーシップを締結

世界のどこからでもバーチャルでアクセスできる治験を目指して

 

DCT業界をリードするMetasite*を運営するサイエンス37と、グローバルCROであるリニカルグループ(以下、リニカル)の米国子会社Linical Americasは、世界のどこからでもバーチャルで治験参加が可能になるよう、分散型臨床試験(De-centralized Clinical Trial: DCT)を推進するための提携を発表しました。これを通じてリニカルは、サイエンス37のバーチャル治験の仕組みを自社のサービスに組み込むことで、各国で医薬品開発を行う企業に対し、より迅速かつ、より多様な方に参加いただきやすい、患者中心の臨床試験を提供していきます。リニカルが得意とするがん、中枢神経系、および感染症領域におけるDCTの推進に注力していきます。

今回の提携にあたりサイエンス37のCEOであるDavid Comanは次のようにコメントしています。

「臨床開発を加速させ患者と医療提供者のユニバーサルアクセスを可能にするという、私たちのミッションを実現するために、重要な新たな同志を得ました。私たちサイエンス 37の技術で可能となるMetasiteにより、リニカルのサービスが強化され、彼らのグローバルな顧客基盤を通じて、より多くの患者様の人生を変えるような新しい治療法を迅速に提供することに貢献していきます。」

David Coman
Chief Executive Officer of Science 37

リニカルは、日本に本社を置き、北米、欧州、アジアに複数の拠点を持つ医薬品開発受託機関(Clinical Research Organization:CRO)です。がん、中枢神経系、免疫、感染症などの主要な疾患領域を中心に、治験の初期段階から大規模な国際共同試験まで、お客様のご要望に応じた最適なサービスを提供しています。

Linical AmericasのCEOであるVita Lanoceは次のように述べています。「今回のサイエンス37とのパートナーシップにより、彼らがこれまで実証してきた通り数多くのメリットのあるDCT試験を、世界中のクライアントに提供できることを嬉しく思います。がん、中枢神経系、感染症に関する深い専門知識と経験をもつサイエンス37とリニカル両社が協力して、世界のクライアントに対し、開発を加速させユニバーサルアクセスを可能にするサービスを提供することで、これらの重要な疾患領域における患者様の負担軽減に貢献していきます。

本リリースは、米国時間11月17日に発表された英文資料の抄訳です。英語原本と本資料との間に何らかの齟齬がある場合は、英語原本が優先されます。

*サイエンス37とMetasiteについて

Science 37, Inc.の(ナスダック:SNCE)ミッションは、患者さんの治験へのユニバーサルアクセスを可能にする臨床試験を加速することです。2014年に私たちは分散型臨床試験のパイオニアとなり、バーチャル治験の枠組みにより患者さんの治験参加の障壁を取り除くことで、より迅速に、インクルーシブで患者中心の臨床試験をリードし続けています。Science 37 のMetasiteTMは、人、プロセス、テクノロジーを統合して活用することで、一貫性がありレギュレーションに適合する品質の高いデータを提供します。様々な疾患領域にわたって最も多くの医療と運用の経験を持つScience 37は、既存の枠組みと比較して、最大で21倍早い患者登録、28%高いリテンション率、および3 倍以上の被験者多様性を可能にします。
詳しくは https://www.science37.com/をご覧ください。

リニカルについて

株式会社リニカルは、日本発のグローバルCRO(医薬品開発業務受託機関)として、現在、18の国と地域に事業を展開し、医薬品開発を支援しています。治験にかかる多岐にわたる業務を代行するCRO事業を中心に、製造販売後の医薬品の臨床研究・調査を請け負う育薬事業、開発初期における戦略策定や薬事対応などのコンサルティングを行う創薬支援事業の3つの事業を行っています。医薬品開発のプロフェッショナルとして、創薬段階から臨床開発、製造販売後の育薬まで一気通貫でサポートしています。

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